【DAY3】4日目の研修内容のまとめ

引き続き研修を行なっている栗田です。今回の研修テーマは
「あなたが〇〇を売るとしたら?」です。
発想に制約はなく、自由に考えて良いとのことでした。

しかしお店は決められていて、私は海外で仕入れてきた帽子を売るお店のECサイトでした。

今回はターゲットや売る商品からECサイトのラフまで自分で考えたのですが、いままでやった研修の内容を活かせた内容になっていると思うので、読んでいただければと思います。

目次

  • 海外で仕入れてきた帽子を売りたい!
  • 「誰に」売るのか
  • 「どこで」売るのか
  • 「どんな物を」売るのか
  • 「どのように」売るのか
  • どんなページが必要か
  • いただいたアドバイス

海外で仕入れてきた帽子を売りたい!

まず、帽子を「誰に」「どこで」「どんな物を」「どのように」売るのか考えてみました。

「誰に」売るのか

誰に売るのかターゲットを絞るためにペルソナを考えました。

ペルソナ

  • 19歳の女子学生
  • 家族構成は父、母、娘1人の3人家族
  • 神奈川県出身で青森県在住
  • 雑貨屋でアルバイトをしていて、時給950円
  • 移動は自転車
  • 情報収集はSNSと友人の口コミ
  • いつも着るファッションはレトロ

大学一年生で学校とバイトの両立を頑張っている。大学生になったので普段はあまり被らない帽子を被ってオシャレをしたいが、近くに良い服屋がない。

移動もまだ免許を取っていないため自転車しかないので行動範囲が狭い。

ネットでの買い物はあまりしないので不安で手を出せないでいるが、最近気になり始めていて、サイトをチェックすることが多くなった。

 

好きなもの、こと

  • レトロなもの
  • カメラ
  • 美術館巡り
  • 散歩

嫌いなもの、こと

  • 渋谷系ファッション
  • 人混み

不満

  • バイトと勉強で忙しすぎて遠くまで買い物に行く時間がない

不足

  • 近くに良い服屋、帽子屋がない
  • 学生なのあまりお金を持っていない

不安

母にも似合う帽子をプレゼントしたいが、ネットだとギフトパッケージは無理なのか?

典型的な平日の過ごし方

  • 朝から夕方まで学校
  • 夜はまったりテレビを見たり、スマホを弄っているか、バイトに行っている

典型的な休日の過ごし方

  • 朝は9時〜10時頃に起きて、家でのんびりする
  • 午後は友人と遊んだりするが、バイトのある日は18時までしか遊べないのであまり遠出は出来ない

 

「どこで」売るのか

設定したペルソナは普段あまり帽子を被らなくて、どんな帽子が似合うか分からないので、そういう帽子初心者の方でも見ていただけるようなサイトにしたかったのと、海外の帽子は一点ものが多くて個性的なものが多いと思ったので、色々な要素を入れやすい独自ドメイン型にしました。

 

「どんな物を」売るのか

  • 学生なので1万円以下の物を中心に
  • ベレー帽やキャップ、ハットなど様々な種類の帽子
  • 帽子のケアグッズ
  • ギフトパッケージ
  • 帽子に合うアクセサリー

 

「どのように」売るのか

どんな機能やページがあればお客さんに喜んで貰えるのか、お客さんにとっての不安や不便さをあげて考えてみました。

お客さんの不安・不便なこと

  • どうやってコーディネートしようか迷う
  • 何をカートに入れたか忘れる
  • 自分に似合う帽子が分からない
  • いちいち商品ページを開くのが面倒
  • アカウントを作るのが面倒
  • 検索キーワードが分からない

この6つのことを元に解決方法を考えました。

どうコーディネートするか

商品の各色ごとにスタッフがコーディネートした写真を載せる

何をカートに入れたか忘れる

ページの下の方に常にカートの中身を表示させておく

自分に似合う帽子が分からない

  • 顔や頭の形、髪型、色などでどんな帽子が似合うのか診断する
  • 季節ごとの帽子紹介

いちいち商品ページを開くのが面倒

マウスオーバーで値段、在庫、商品名、どこの国の帽子なのか分かる

アカウントを作るのが面倒

AmazonアカウントやYahoo!のアカウントでログイン出来る

検索ワードが分からない

検索方法を自分で文字を打つのではなく、プルダウンにする

 

どんなページが必要か

以上のことを踏まえてサイトのラフを描いてみました。

帽子屋サイト_ラフ

TOPページの一番上には左にお店のロゴマーク、隣にメニューと検索、アカウントという風に並べました。

下に買い物かごの中身が見えるような仕様にし、見るときに邪魔になったら右上のアイコンで引っ込められるようにしました。

商品ページは左に大きく商品が見えるようにして、その下に商品が360度見れる写真を並べました。

右には商品名とその真下に値段を書き、どこの国の帽子か分かるように国旗をつけました。そして下にいくとこの商品を使ったコーディネートの写真を載せて、お客さんのお買い物の参考になるようにしました。

診断ページはイラストのボタンを使ってどんな帽子が似合うのか簡単に診断出来るようにしました。

 

いただいたアドバイス

  • 学生はAmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていない
  • 学生がターゲットならスマホ版も考える
  • 梱包や品質のことも記載する

学生はAmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていない

学生はLINEなどのアカウントは持っている確率は高いが、AmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていないので、連携アカウントはLINEの方が良いそうです。

学生がターゲットならスマホ版も考える

学生はパソコンよりスマホの方が使うので、スマホ版も考える方が良いそうです。

梱包や品質のことも記載する

ネット通販は梱包が大事なので、届けた時に商品の形が崩れていないかということ、そして品質はどうなのかという心配があります。特に海外の製品は品質がしっかりしているか不安になります。

なので、「専門スタッフが糸のほつれを直しています」や梱包時の写真を載せたりなどして”いかにしてお客さんの不安を限りなく0にするか”ということを考えないといけないということがわかりました。

最後に

実際にラフまで自分で考えてみて、ただ商品を売るのではなくどうしたらお客さんに喜んでもらえて、買っていただけるのかとても勉強になりました。

そして、ネット通販だからといって全ての人がパソコンで見て買うわけではないので、ターゲットに合わせてスマホ版を作るということも頭に入れておかないといけないと感じました。

【DAY3】研修内容「あなたが○○を売るとしたら?」

お久しぶりです、西森です。今回も研修の内容をまとめていきたいと思います。今回の研修のテーマは「あなたが◯◯を売るとしたら?」もし架空のテーマ与えられたら、あなたはどのようなECサイトを作りますか?というものでした。

そして今回の◯◯とは、「自宅の工房で作っている食器」でした。食器のサイトをどんなECサイトにするか、その中身を考え、まとめました。

目次

  • 何を売る?
  • 誰に売る?(ターゲット)
  • どこで売る?(モール?独自ドメイン?)
  • どのように売る?
  • ラフを描いてみる!

何を売る?

今回の場合は「自宅の工房で作っている食器」です。もっと具体的にしてみます。具体的なほうが、よりイメージしやすいそうです。

  • シンプルで使い勝手がいい
  • カラーバリエーションが豊富
  • 北欧らしい色と土器っぽい質感
  • レンジ加熱・食洗機利用OK
  • 小皿は1,200円〜

 

誰に売る?(ターゲット)

先ほどの食器を買ってもらいたい人、もしくは買いそうな人を想像します。今回は、ターゲットをたった一人に絞って考える「ペルソナ」を想像してみました。

  • 52歳女性
  • 夫と二人暮らしで子供は成人済み
  • タブレット使用
  • ぺったんこの靴を履く
  • ブランドも好き
  • 常になにか楽しいことないかな〜と思っている

子供が成人し、子育てが終わったことで一息ついた女性。雑誌も読むが、タブレットで調べ物をすることも。休みの日はブラっと一人でお出かけし、映画や本屋に行く。無印のお菓子が好き。

好きなこと

家でのんびりすること。遠出もすき。食事は夫と二人ですることが多い。

不足

特別不満があるわけではないが、なにか新しいものや楽しいことがないか考えてしまう。

簡単にあげてみましたが、「もっと具体的に」というアドバイスをいただきました。例えば「ブランドが好き」とありますが、どのブランドなのか。雑誌を読むならどのジャンルか。普段着はどのタイプかといったことを決めて行くと、人物像がはっきり見えてきます。

 

どこで売る?(モール?独自ドメイン?)

まずは集客が欲しいところなので、モール店にしました。しかし、安売りのイメージではなくある程度のブランド感が欲しいため、先日紹介したLOWYA (ロウヤ)のようなサイトをイメージしていきます。

 

どのように売る?

どんなページが、どんな機能が必要になるかを考えます。どうすればお客様が喜んでくれるかを、大まかにページを分けて考えてみました。

トップページ

  • 料理が盛られたお皿が木の机に並んでいる画像
  • バナー画像が自動で切り替わる
  • メニューバーがアイコンと文字でわかりやすく
  • 検索をつける
  • おすすめ商品の表示
  • 売れ筋ランキング
  • カテゴリー分け
  • 白背景

ブランド感が欲しいため、情報が散らかって見えないよう、シンプルめなデザインにしたいと考えました。背景は白。テキストは黒文字にします。はじめて見にきたお客様でも迷わないように、売れ筋ランキングや、おすすめの商品をバナーで紹介します。

商品ページ

  • 商品のイメージ画像を大きく
  • 商品説明(質感・サイズ感)
  • 価格
  • カートを「買い物かごに入れる」文字入れる
  • 使用例イメージ
  • カラーバリエーションの表示
  • カタログ雑誌のようなレイアウト

商品のイメージが伝わるように、画像は大きく入れます。ターゲットを52歳女性にしたので、文字サイズやカートボタンがわかりやすいよう配慮することにしました。

その他のページ

  • 工房について(about)
  • 工房の写真
  • コンセプト
  • 歴史や成り立ち
  • ご利用案内
  • お問い合わせ
  • 梱包について
  • 店舗情報
  • 職人のプロフィール

載せたい情報をおおまかに挙げてみました。他にも、

  • 壊れてしまったときにサポートが入るのかどうか
  • ブランド感を出すのなら、価格設定は正しいのか
  • 割れモノなので梱包に気を使っているというページをつくるべき
  • 保証・注意書き
  • 一点物ならではの色の違いについての説明
  • どのモバイルで見るのかの想定(pc、スマホ、タブレット)

といったアドバイスをいただきました。ただ売るだけでなく、お客様が不安にならないように配送時や梱包についての情報も大切なことがわかりました。お客様の不安を解消し、楽しんでショッピングをするには、信頼される情報やデザインが重要なようです。

 

ラフを描いてみる!

以上をふまえて描き起こしてみたラフがこちらです。

 

まとめ

どんなECサイトを作るかは、売る商品とターゲットで決まることがわかりました。商品とターゲットが明確なほどデザインや情報の種類も決めやすくなりました。特にターゲットを一人に絞って考えたペルソナがフワフワしていると、全体もどうしたらいいか迷ってしまいました。

順序を決めて考えて行くと、どんなサイトにするかが掴めてきます。どんな人が何を好きか、人間観察してみるのも勉強になりそうです。

 

【DAY2】研修2日目の研修内容について

栗田です。今日は研修2日目の内容をまとめました。

前回EC業界について調べ、学校の後輩たちに向けて説明するという
研修内容でしたが、今回は

学校の後輩たちに向けて、有名なECサイトを紹介しましょう。

というテーマでした。

そしてデザインの特徴や人気の秘密など、そのお店の『個性』を伝える為に有名な企業のサイトを自分なりにまとめてみたので、学生さんにもECサイトを見ていただき、色々な発見をしてもらいたいと思います。

目次

  • 楽天市場、独自ドメイン型の人気店舗は?
  • どうして人気があるの?
  • おまけ

楽天市場、独自ドメイン型の人気店舗は?

前回調べたようにECサイトには、楽天店のようなモール型ECサイトと、本店という独自店舗型ECサイトがあります。

楽天市場

  • &Habit
  • タマチャンショップ

独自ドメイン店舗

  • UNIQLO
  • 無印良品

今回調べたのは上記のお店です。この2種類のサイトはそれぞれどんなお店が人気なのか、何故売れるのかをサイトの特徴や工夫などを元に考えてみました。

 

&Habit

https://www.rakuten.ne.jp/gold/kobe-beauty-labo/ )

&Habit トップ

  • トップページを開いてすぐの所にブランド一覧があり、ワンクリックで探せる
  • Aboutを押すとお店の説明だけでなく、ブランドの一覧が載っていてそれぞれのページにリンクさせてある
  • 春限定の商品ページは、春らしくピンクを主に使っており、背景には桜の花びらが散りばめられている
  • 所々にイラストが使われている
  • 商品に使われている原料を写真と共に載せている
  • 使う時のポイントが書かれている

 

このお店は背景を横幅いっぱいに使っているので見た時のインパクトがとても大きかったです。

限定商品ページ

春限定の商品ページには春らしい色を使っており、背景に桜の花びらが散りばめられていたので、季節を感じさせるページになっていました。&Habit2

そして季節だけでなく、主に使う色を白とピンクのみにして所々にイラストを使うことで、シンプルで可愛らしいデザインに仕上がっていたので、女子向けの商品ページになっていました。

 

商品に使われている原料名を書くだけでなく、写真と共に載せたり、使う時のポイントを書いておくことでお客さんに安心感を持たせることが出来ます。

&Habit3

 

 

タマチャンショップ

https://www.rakuten.ne.jp/gold/kyunan/ )

タマチャンショップ トップ

  • イラストがたくさん使われている
  • メルマガ登録、ブログ、Facebook、Instagramのボタンが上に固定されているのですぐ飛べる
  • 自然食、豆・ナッツや九南しいたけなど、細かく分類されていて見やすい
  • 商品写真の背景が深めの色の木が使われていて、イラストのタッチも木っぽくなっているので統一感がある
  • トップページにジャンプする時のページまでフォントや色に気を使っている
  • あまり聞いたことのない珍しい商品が売られている
  • 商品のネーミングが個性的
  • さまざまな特集が組まれていて、クリックするとブログに飛ぶ

 

個性的な商品・ネーミング

他ではあまり見たことも聞いたこともないような珍しい商品=「ここでしか買えない商品」を売ることで差別化を図り、人気を得ているのだと思います。

タマチャンショップ 美粉屋

珍しいのは商品だけでなく名前も個性的で、ちょーぐるとや八百屋ファイバーなど、商品を見た人に「一体どんな味なんだろう?」という興味を持たせることができます。

タマチャンショップ_ラインナップ

さまざまな特集

特集をクリックするとブログに飛ぶのですが、ブログの内容は実際に売られている商品を使ったオススメレシピが掲載されていました。そして、ブログの最後に紹介したレシピに使った商品のリンク画像が貼られていたので、ブログを読んで買って作ってみようと思わせれる工夫がされていました。

 

UNIQLO

https://www.uniqlo.com/jp/ )

UNIQLO トップ

  • ヘッダー部分の商品紹介が写真だけでなく商品名と価格、サイズラインナップが書かれていて見やすい
  • 週替わりでオススメ商品を掲載している
  • 注目のカテゴリが男女だけでなく、子供と赤ちゃんまで分類されている
  • シャツやスカートは、種類別に簡単な説明が書かれている
  • Instagramにアップされたお客さんのコーディネートの写真を紹介している

 

種類別に簡単な説明が書かれている

買う時にどっちの商品が良いか、どう違うのか比べることが出来ます。

UNIQLO 商品説明

 

無印良品

https://www.muji.net/store/ )

無印良品 トップ

  • メニューの所のベビーとキッズに()で身長が書かれている
  • 赤と白で統一されたページなのでシンプルで見やすい
  • 値下げ商品の写真の左上に値下げのアイコンが付いている
  • 「ネットストア限定」で単品で買うよりも約5%お得なまとめ買いセットがある
  • 新生活セットはカート限定にまとめて入れるボタンがある
  • 会員限定で期間限定の値引きがある
  • 特集がたくさん組まれている

 

 

新生活セットはカート限定にまとめて入れるボタンがある

他のサイトでは商品ひとつひとつをカートに入れる必要がありますが、このセットはひとつのボタンをクリックするだけでまとめてカートに入れることが出来るので買い物がスムーズに出来ます。

無印良品 まとめてカートに入れる

 

値下げ商品の写真の左上に値下げのアイコンが付いている

アイコンが付いていることで一目で見て分かるし、お客さんにクリックしてもらいやすくなっています。

無印良品 値下げ

 

おまけ

今回調べた中で独自ドメイン店舗と間違えてしまったECサイトがありました。

それが資生堂のサイトです。

( http://www.shiseido.co.jp/ )

資生堂 トップ

 

一見何が違うの?と思ってしまいますが、
実はこれは資生堂の”会社”のECサイトでした。

なので商品を買いたければ、左のブランドロゴからそれぞれのサイトに飛んで買わないといけないのですが資生堂

この商品の詳細ページではなく、取り扱い店舗にいかないと買えないようになっています。

資生堂 購入

 

最後に

色々なECサイトを調べてそれぞれのお店の人気の秘訣を知ることが出来たのと、全てのサイトに共通していることで、色使いの統一性と差別化を図るということが大事だということが分かりました。
そして、どのお店もひとつのサイトで商品販売と会社概要をまとめているわけではないということを知ることが出来ました。