【DAY2】研修2日目、有名なECサイトの個性とは?

入社2日目の研修内容をまとめる、西森です。内容は「有名なECサイトの紹介」と、その「サイトの持つ個性を発見する」ことです。なぜ人気があるのか、デザインの特徴をまとめました。今回は、楽天市場の人気店舗3店舗と独自ドメイン型の人気店舗を紹介したいと思います。

目次

楽天市場の人気店舗

  • soulberry
  • フラワーマーケット花由
  • LOWYA(ロウヤ)

独自ドメイン型の人気店舗

  • 日本デザインストア
  • 中道農園

楽天市場の人気店舗

参考はショップ・オブ・ザ・イヤー2017の受賞サイトからです。これは、お客様の投票・売上・売上成長率・注文件数・お客様対応といった観点から評価されたサイトが選ばれるものです。(出典元https://event.rakuten.co.jp/soyshop/

soulberry

https://www.rakuten.ne.jp/gold/soulberry/

悩む女性に嬉しい特集?

レディースファッションを販売するネットショップです。”店であり、人である。”そんな存在を目指す店舗です。そのため、女性の服装の悩み「あるある」を解消してくれるような特集や記事が組まれています。

上記の画像にある「これ見といたら間違いないツアー」では、場面に合わせた春服の紹介がされています。「今度のお出かけ何着よう?」と悩む女性には嬉しい記事です。

キャッチコピーに親近感?

商品画像のキャッチコピーが面白いところも特徴的でした。「脱!カーで貧乏」「スキニー嫌いがつくったゆるフィットスキニー」「ガウチョ、喰わず嫌いでした。」といった体形に悩みのある女性の心を掴むキャッチコピーが多い印象を受けました。

どんなデザイン?

サイトのデザインは、全体的にカラフルでポップなイメージです。「これ見といたら間違いないツアー」では、添乗員のキャラクターがショップ案内をしてくれます。ネットショップだけれど店員さんが教えてくれるような親近感が持てます。

まとめ

服装に悩む女性の「あるある」問題を解消してくれる内容が多く、親近感の持てるとっつきやすい文章・デザインであることが分かりました。

 

フラワーマーケット花由

https://www.rakuten.ne.jp/gold/hanayoshi/

人気の秘密は?

花屋なので、ギフト目的で利用するお客様が多いはずです。他のお店とどういった違いがあるのかを調べました。

少し変わった商品?

まず、人気商品を見ていくと、ハーバリウムや、ガラスのドームに入ったプリザーブドフラワーといったアレンジ商品が多く見られました。他にもエコゼリーを使用し、水が不要といった、手入れがいらない商品が多いようです。

これならもらった人も困らないし、なにより定番の花束とちょっと違うことが嬉しいはずです。プラスワンでお菓子以外にもお酒・ネクタイといった商品を選べることも、いろんなお店を回らなくていい分嬉しいですね。

まとめ

ギフト目的のお客様にとって、手間のかからない商品の提供をしていました。また、今までのギフトの定番であった花束をアレンジし、少し特別なものにしていました。あげる方も得意げな気持ちになれますし、もらった方も嬉しい商品です。

 

LOWYA(ロウヤ)

https://www.rakuten.ne.jp/gold/low-ya/

ユニークでニーズに沿った商品?

生活をより便利に、より楽しく。どこよりもユニークでニーズに沿ったインテリア商品を適正な価格で提供するネットショップです。紹介ページでは品質やデザインに自信を持っていることが分かります。安くないことに、品質への安心感が持てます。

まるで雑誌を読んでいるようなデザイン?

商品ページへいくと、まるで雑誌を見ているかのようなレイアウトが施されているのが分かりました。テキストも画像として作っているため、とても綺麗です。余白や商品に合わせたページのデザインが、商品への安心感や魅力を感じさせてくれます。

スタッフによるインテリアコーディネート

イラストによるスタッフ紹介と、そのスタッフが提案するコーディネートを見ることができます。合計金額も表記してくれるので、いちいち計算しなくても良いのが嬉しいです。

まとめ

お客様のニーズに合わせつつお店のイメージに沿った商品を提供しています。レイアウトとデザインでブランド性を出し、品質や値段にも納得したショッピングができます。

 

独自ドメイン型の人気店舗

JECCICAによる「ECサイトデザイン大賞2016」を参考に、受賞したなかで気になったサイトについてまとめました。(出典元https://jeccica.jp/post-2289/

 

日本デザインストア

https://japan-design.imazy.net/jp/

日本デザインストアって?

日本にある伝統工芸品といった「日本にあるいいもの」と、その情報を提供するネットショップです。身の回りでは見られない、買えないものを販売することで、ネット上で日本のいいもの巡りができます。

身の回りで買えないの?

工芸品といった、そこらへんでは手に入らないような商品のラインナップなので好きな人は限られますが、そのぶんターゲットがはっきりしています。

情報量がとても多い?

その他のサイトに比べ、写真や説明がとにかく多いです。売ってるものが安くはないので安心感があります。歴史や使う場面、ものの特徴や職人さんの技術がミッチリと書かれています。職人さんに直接お話を聞いたような満足感があります。

まとめ

情報量の多さは他と比べ物になりませんでした。また、取り扱う商品もこのサイトでなければ買えないといった個性がみられました。いいものだからこそ、丁寧な梱包や、紙袋を一緒に購入できるところもお客様にとっては嬉しいところです。

 

中道農園

https://www.ocome.com/

 

中道農園って?

安全でおいしいお米作りを目指し、有機農法を取り入れているお米を販売するネットショップです。実は水やお米といった重い商品をネットで購入する人は多いようです。重い荷物を持てない高齢者や、電車移動の首都圏に住む方を考えれば、確かに納得がいきます。

どんな特徴があるの?

サイトをみていくと、化学肥料や農薬を使わない有機農法にいきついた生い立ちや、技術や品質の高さが分かります。スタッフ紹介で、作り手の顔を見られるのも信頼が持てます。更新情報で真面目に農業に取り組む様子が見られ、どんな人たちがどうつくったものであるかがよく分かります。

特集ページでは、お米アレルギーについてや、ご飯の炊き方なども見ることができ、口に入れるものだからこそ気にすることの情報を見ることができます。

まとめ

「安全でおいしい」お米づくりへの成り行きや取り組みがよく伝わりました。写真を多く使うことで、作り手が見えることも信頼につながっています。農業への真面目な姿勢を伝えることで、お書く様に安心してショッピングしていただけます。

 

まとめ

ネットショップだからこそ、お客様に信頼してもらうことが必要なことがわかりました。どのサイトも品質の確かさや店舗の考えをしっかり明記していました。デザイン面では、どんな人がサイトを見にくるかが想定されていることもわかりました。

店舗によって「親近感」「信頼」「ブランド感」「真面目」「安全」といったお客様に合わせたデザインとレイアウトがされていました。お客様の目的に合う店舗づくりが重要なことが分かりました。

 

【DAY1】研修1日目の私がEC業界について説明する

今年の4月からスターズデザインに入社しました、西森です。web初心者です。そして入社1日目の研修は、「学校の後輩たちに向けてを想定して、EC業界のことを説明してみる」という内容でした。今回は「誰にでもわかる言葉で」がポイントです。学生さんにもわかる言葉で情報を共有し、EC業界への理解を深めて欲しいと思います。

目次

  • そもそもECって何?
  • いつ頃からあるの?
  • なぜECが注目されているの?
  • ECのメリットとデメリットは?
  • 改善されつつあることって?

そもそもECって何?

ECとは、Elctronic Commerceの略称です。訳すと電子商取引になりますが、簡単にいうとインターネット上で物やサービスを売買すること全般を指します。例えば、インターネット通販などもECです。

ECっていつ頃からあるの?

まず、1996年にpcの普及・インターネットの設備が整ったことで、インターネット利用者が増えました。そこに、1997年楽天株式会社が「楽天市場」を日本で最初にオープンしました。

そして1999年には「yahoo!ショッピング」が、2000年には「amazon.co.jp」がオープンしていき、インターネット上で商品を売買することが増えました。(出典元 http://economikata.com)

なぜECが注目されているの?

ECがなぜ注目されているのでしょうか。どんな魅力があるのかを、売り手と買い手にわけて紹介したいと思います。

売り手からした魅力

  • 立地に左右されない
  • 販売エリアの対象が全国
  • 店舗がいらない→少ない資本で始められる
  • アクセス解析で問題が分析しやすい
  • 在庫を持たないことも可能

    買い手からした魅力

  • 好きなタイミングで買い物ができる
  • お店まで行かなくていい
  • スマートフォンの普及で買いやすくなった

売り手にも買い手にも魅力があることが分かりました。

売り手側は商品を発送するための個人情報を得ることで、今までは分からなかった「誰が」商品を買っているのかがデータとして蓄積されます。そのため分析がしやすく、メルマガや広告といったアプローチでリピーターを増やすことにも繋がっています。

特に買い手側は、今までは店舗が遠いことで買えなかったものや、時間がなくて買いにいけなかったという距離と時間の制約が無くなったこと・利便性の高さから利用者が増えました。

ECのデメリットは?

上記ではECの魅力について書きましたが、逆にどのようなデメリットがあるかも紹介したいと思います。こちらも売り手と買い手でわけて紹介します。

売り手からしたデメリット

  • 同じ・似てる商品を売るネットショップがすべて競合となる
  • 価格競争が起きやすい
  • 買い手が有利
  • 集客のために広告などコストがかかる

買い手からしたデメリット

  • 相手が見えないため不安感がある
  • 実物が手にとって見れない
  • 配送料で価格が高くなることがある
  • 個人情報漏洩のリスクがある
  • 操作ミスによるトラブル

売り手側はインターネット上で簡単に比較ができるため、価格競争が起こりやすいようです。買い手側は、「誰が」売っているのか分からず不安を感じます。こうしたデメリットがあることが分かりました。しかしこうしたデメリットも今では改善されつつあるようです。

改善されつつあることって?

売り手の改善

同じ商品であれば、写真やキャッチコピーで差別化する・他よりも情報収集をして、より商品の魅力を伝える。コーディングを工夫・検索したら上にでてくるようにするといった方法があります。

買い手の優位では再配達の問題が出ていますが、最近では宅配BOXの設置やコンビニ受取が利用できるようになりました。

買い手の改善

不安感を緩和するためAI(人工知能)による接客システムや、チャットシステムが利用されています。また、リアル店舗とネットショップが連携して、お客様のご都合でお買い物ができるようにもなりました。

操作ミスでのトラブルや、情報漏洩に対しては2001年に電子消費者契約法、2005年には個人情報保護法の施行があり、情報をしっかり扱わないと罪が課せられるようになりました。

デザイン面では、カートボタンが見やすい・大きく押しやすいといった改善もできます。相手が見えない不安には、ページ上で丁寧な仕事ぶりを載せ、伝えることもできます。

最後に

EC業界というと専門用語が多くて難しいというイメージがありましたが、分かりやすい言葉で説明することで、そのイメージも払拭されつつあります。これから学んでいくために、基本をしっかり理解することが大事だと思いました。