引き続き研修を行なっている栗田です。今回の研修テーマは
「あなたが〇〇を売るとしたら?」です。
発想に制約はなく、自由に考えて良いとのことでした。
しかしお店は決められていて、私は海外で仕入れてきた帽子を売るお店のECサイトでした。
今回はターゲットや売る商品からECサイトのラフまで自分で考えたのですが、いままでやった研修の内容を活かせた内容になっていると思うので、読んでいただければと思います。
目次
- 海外で仕入れてきた帽子を売りたい!
- 「誰に」売るのか
- 「どこで」売るのか
- 「どんな物を」売るのか
- 「どのように」売るのか
- どんなページが必要か
- いただいたアドバイス
海外で仕入れてきた帽子を売りたい!
まず、帽子を「誰に」「どこで」「どんな物を」「どのように」売るのか考えてみました。
「誰に」売るのか
誰に売るのかターゲットを絞るためにペルソナを考えました。
ペルソナ
- 19歳の女子学生
- 家族構成は父、母、娘1人の3人家族
- 神奈川県出身で青森県在住
- 雑貨屋でアルバイトをしていて、時給950円
- 移動は自転車
- 情報収集はSNSと友人の口コミ
- いつも着るファッションはレトロ
大学一年生で学校とバイトの両立を頑張っている。大学生になったので普段はあまり被らない帽子を被ってオシャレをしたいが、近くに良い服屋がない。
移動もまだ免許を取っていないため自転車しかないので行動範囲が狭い。
ネットでの買い物はあまりしないので不安で手を出せないでいるが、最近気になり始めていて、サイトをチェックすることが多くなった。
好きなもの、こと
- レトロなもの
- カメラ
- 美術館巡り
- 散歩
嫌いなもの、こと
- 渋谷系ファッション
- 人混み
不満
- バイトと勉強で忙しすぎて遠くまで買い物に行く時間がない
不足
- 近くに良い服屋、帽子屋がない
- 学生なのあまりお金を持っていない
不安
母にも似合う帽子をプレゼントしたいが、ネットだとギフトパッケージは無理なのか?
典型的な平日の過ごし方
- 朝から夕方まで学校
- 夜はまったりテレビを見たり、スマホを弄っているか、バイトに行っている
典型的な休日の過ごし方
- 朝は9時〜10時頃に起きて、家でのんびりする
- 午後は友人と遊んだりするが、バイトのある日は18時までしか遊べないのであまり遠出は出来ない
「どこで」売るのか
設定したペルソナは普段あまり帽子を被らなくて、どんな帽子が似合うか分からないので、そういう帽子初心者の方でも見ていただけるようなサイトにしたかったのと、海外の帽子は一点ものが多くて個性的なものが多いと思ったので、色々な要素を入れやすい独自ドメイン型にしました。
「どんな物を」売るのか
- 学生なので1万円以下の物を中心に
- ベレー帽やキャップ、ハットなど様々な種類の帽子
- 帽子のケアグッズ
- ギフトパッケージ
- 帽子に合うアクセサリー
「どのように」売るのか
どんな機能やページがあればお客さんに喜んで貰えるのか、お客さんにとっての不安や不便さをあげて考えてみました。
お客さんの不安・不便なこと
- どうやってコーディネートしようか迷う
- 何をカートに入れたか忘れる
- 自分に似合う帽子が分からない
- いちいち商品ページを開くのが面倒
- アカウントを作るのが面倒
- 検索キーワードが分からない
この6つのことを元に解決方法を考えました。
どうコーディネートするか
商品の各色ごとにスタッフがコーディネートした写真を載せる
何をカートに入れたか忘れる
ページの下の方に常にカートの中身を表示させておく
自分に似合う帽子が分からない
- 顔や頭の形、髪型、色などでどんな帽子が似合うのか診断する
- 季節ごとの帽子紹介
いちいち商品ページを開くのが面倒
マウスオーバーで値段、在庫、商品名、どこの国の帽子なのか分かる
アカウントを作るのが面倒
AmazonアカウントやYahoo!のアカウントでログイン出来る
検索ワードが分からない
検索方法を自分で文字を打つのではなく、プルダウンにする
どんなページが必要か
以上のことを踏まえてサイトのラフを描いてみました。
TOPページの一番上には左にお店のロゴマーク、隣にメニューと検索、アカウントという風に並べました。
下に買い物かごの中身が見えるような仕様にし、見るときに邪魔になったら右上のアイコンで引っ込められるようにしました。
商品ページは左に大きく商品が見えるようにして、その下に商品が360度見れる写真を並べました。
右には商品名とその真下に値段を書き、どこの国の帽子か分かるように国旗をつけました。そして下にいくとこの商品を使ったコーディネートの写真を載せて、お客さんのお買い物の参考になるようにしました。
診断ページはイラストのボタンを使ってどんな帽子が似合うのか簡単に診断出来るようにしました。
いただいたアドバイス
- 学生はAmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていない
- 学生がターゲットならスマホ版も考える
- 梱包や品質のことも記載する
学生はAmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていない
学生はLINEなどのアカウントは持っている確率は高いが、AmazonやYahoo!のアカウントはあまり持っていないので、連携アカウントはLINEの方が良いそうです。
学生がターゲットならスマホ版も考える
学生はパソコンよりスマホの方が使うので、スマホ版も考える方が良いそうです。
梱包や品質のことも記載する
ネット通販は梱包が大事なので、届けた時に商品の形が崩れていないかということ、そして品質はどうなのかという心配があります。特に海外の製品は品質がしっかりしているか不安になります。
なので、「専門スタッフが糸のほつれを直しています」や梱包時の写真を載せたりなどして”いかにしてお客さんの不安を限りなく0にするか”ということを考えないといけないということがわかりました。
最後に
実際にラフまで自分で考えてみて、ただ商品を売るのではなくどうしたらお客さんに喜んでもらえて、買っていただけるのかとても勉強になりました。
そして、ネット通販だからといって全ての人がパソコンで見て買うわけではないので、ターゲットに合わせてスマホ版を作るということも頭に入れておかないといけないと感じました。