お久しぶりです、西森です。今回も研修の内容をまとめていきたいと思います。今回の研修のテーマは「あなたが◯◯を売るとしたら?」もし架空のテーマ与えられたら、あなたはどのようなECサイトを作りますか?というものでした。
そして今回の◯◯とは、「自宅の工房で作っている食器」でした。食器のサイトをどんなECサイトにするか、その中身を考え、まとめました。
目次
- 何を売る?
- 誰に売る?(ターゲット)
- どこで売る?(モール?独自ドメイン?)
- どのように売る?
- ラフを描いてみる!
何を売る?
今回の場合は「自宅の工房で作っている食器」です。もっと具体的にしてみます。具体的なほうが、よりイメージしやすいそうです。
- シンプルで使い勝手がいい
- カラーバリエーションが豊富
- 北欧らしい色と土器っぽい質感
- レンジ加熱・食洗機利用OK
- 小皿は1,200円〜
誰に売る?(ターゲット)
先ほどの食器を買ってもらいたい人、もしくは買いそうな人を想像します。今回は、ターゲットをたった一人に絞って考える「ペルソナ」を想像してみました。
- 52歳女性
- 夫と二人暮らしで子供は成人済み
- タブレット使用
- ぺったんこの靴を履く
- ブランドも好き
- 常になにか楽しいことないかな〜と思っている
子供が成人し、子育てが終わったことで一息ついた女性。雑誌も読むが、タブレットで調べ物をすることも。休みの日はブラっと一人でお出かけし、映画や本屋に行く。無印のお菓子が好き。
好きなこと
家でのんびりすること。遠出もすき。食事は夫と二人ですることが多い。
不足
特別不満があるわけではないが、なにか新しいものや楽しいことがないか考えてしまう。
簡単にあげてみましたが、「もっと具体的に」というアドバイスをいただきました。例えば「ブランドが好き」とありますが、どのブランドなのか。雑誌を読むならどのジャンルか。普段着はどのタイプかといったことを決めて行くと、人物像がはっきり見えてきます。
どこで売る?(モール?独自ドメイン?)
まずは集客が欲しいところなので、モール店にしました。しかし、安売りのイメージではなくある程度のブランド感が欲しいため、先日紹介したLOWYA (ロウヤ)のようなサイトをイメージしていきます。
どのように売る?
どんなページが、どんな機能が必要になるかを考えます。どうすればお客様が喜んでくれるかを、大まかにページを分けて考えてみました。
トップページ
- 料理が盛られたお皿が木の机に並んでいる画像
- バナー画像が自動で切り替わる
- メニューバーがアイコンと文字でわかりやすく
- 検索をつける
- おすすめ商品の表示
- 売れ筋ランキング
- カテゴリー分け
- 白背景
ブランド感が欲しいため、情報が散らかって見えないよう、シンプルめなデザインにしたいと考えました。背景は白。テキストは黒文字にします。はじめて見にきたお客様でも迷わないように、売れ筋ランキングや、おすすめの商品をバナーで紹介します。
商品ページ
- 商品のイメージ画像を大きく
- 商品説明(質感・サイズ感)
- 価格
- カートを「買い物かごに入れる」文字入れる
- 使用例イメージ
- カラーバリエーションの表示
- カタログ雑誌のようなレイアウト
商品のイメージが伝わるように、画像は大きく入れます。ターゲットを52歳女性にしたので、文字サイズやカートボタンがわかりやすいよう配慮することにしました。
その他のページ
- 工房について(about)
- 工房の写真
- コンセプト
- 歴史や成り立ち
- ご利用案内
- お問い合わせ
- 梱包について
- 店舗情報
- 職人のプロフィール
載せたい情報をおおまかに挙げてみました。他にも、
- 壊れてしまったときにサポートが入るのかどうか
- ブランド感を出すのなら、価格設定は正しいのか
- 割れモノなので梱包に気を使っているというページをつくるべき
- 保証・注意書き
- 一点物ならではの色の違いについての説明
- どのモバイルで見るのかの想定(pc、スマホ、タブレット)
といったアドバイスをいただきました。ただ売るだけでなく、お客様が不安にならないように配送時や梱包についての情報も大切なことがわかりました。お客様の不安を解消し、楽しんでショッピングをするには、信頼される情報やデザインが重要なようです。
ラフを描いてみる!
以上をふまえて描き起こしてみたラフがこちらです。
まとめ
どんなECサイトを作るかは、売る商品とターゲットで決まることがわかりました。商品とターゲットが明確なほどデザインや情報の種類も決めやすくなりました。特にターゲットを一人に絞って考えたペルソナがフワフワしていると、全体もどうしたらいいか迷ってしまいました。
順序を決めて考えて行くと、どんなサイトにするかが掴めてきます。どんな人が何を好きか、人間観察してみるのも勉強になりそうです。