アパレル業界は、いま冬の時代を迎えている。
2016年6月に経済産業省が発表した「アパレル・サプライチェーン報告書」によれば、2015年までにアパレル製品の国内供給量は、なんと全体の3%にまで落ちてしまったそうだ。
今日、私が身に纏っている衣服もまた、人件費の安いアジア圏で製造されている。そして、トレンドといえば聞こえが良いが、どこでも見かけるようなデザインかもしれない。このような現実を知れば、冬の時代という呼び方も、まだ優しさが残っているようにすら思える。
この厳しい環境下でも、大恒株式会社が企画するブランド『DK』は、業界では異例ともいえる成長力を見せている。この成長力の源泉に触れるために、私たちはDKブランドの生地製造に携わる、浜松市内のとある染工場を訪れた。
(以下略)
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