世界に1台の営業車プロジェクト(完結編)
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
世界に一台の営業車を作ろうプロジェクト(完結編)
茹だるような暑さに身も心もグッタリとした8月もいよいよ終わり、まもなく9月です。9月だからといって急に気温がグンと下がるわけでもなく、厳しい残暑は続くことでしょう。
コロナの影響で外出の機会はずいぶん減りましたが、それでもエアコンの効いた社内でジッとしていられないのが経営者のツライところ。
外を歩くにしても、車を運転するにしても、高温や日射から100%逃れることはできません。熱中症のドアノブに常に手をかけている状態で、慢性的な頭痛に悩まされる日々が続いています。
このブログを読んでいる皆さんも水分補給と体調管理には十分に留意しましょう。
世界に一台の営業車、ついに完成!
さて、猛暑に負けないホットな話題をひとつ(←言い回しが古い・・)。
春先から進めてきた『世界に一台の営業車を作ろうプロジェクト』ですが、昨日ついに完成、納車されました!
今までの人生でいろんなクルマにってきました。納車の瞬間はいつだってワクワクするものですが、今回はちょっと次元が違いました。このクルマには僕らの「こだわり」が存分に詰まっているからです。(このプロジェクトの第1話から読む)
納車された『エッセノーヴァ』はそもそもレアな存在なですが、これを名実ともに「世界で一台」のクルマにするために、僕はウェイ・カワモリの大橋社長に次のような要望を伝えていました。
- 外装はスモーキーな色に塗り替えてヴィンテージな雰囲気を出したい!
- 内装はコーポレートカラーのイエローを大胆に使いたい!
- シートやハンドルカバーもレザー調に変更したい!
- 天井にキャンバストップをつけてほしい!
- 1950〜60年代のヨーロッパ車みたいにリアでトランクを背負えるようにしてほしい!
- ホワイトリボンタイヤを履かせたい!
- ホイールの真ん中にメッキのキャップをつけたい!
- その他諸々・・
その結果、ベース車体として仕入れたノーマルのエッセは、問答無用に全部バラされ(笑)、僕のリクエストに合わせて部品を交換したり、塗り替えたり、なんやかんやしながら再び組み立てられたそうです。
ウェイ・カワモリは整備と販売が専門なので、ボディ周りの改造はお仲間の鈑金屋さん(通称、秘密基地)の元で行われました。キャンバストップを取付けるために天井に穴を開ける作業は、鈑金塗装のプロでさえ思わず手が震えたそうです。
リアキャリアのパーツがなかなか手に入らなかったり、ホイールとキャップのサイズが合わなかったり、エアコンの不調が見つかったり・・納車直前までいろんなトラブルがありましたが、ウェイ・カワモリさんを中心にスペシャリストの知識・技術・経験を集結させ、プロジェクト開始から5ヶ月の月日を経た昨日、無事に納車されました。
想いが、街を走る
ワガママ三昧なプロジェクトでしたが、僕らの想いをきちんとカタチにすることができました。
例えば、ラピスグレーに塗られた外装は、派手さはないけれど、実はこだわりが強い僕らのデザインのスタイルを表しています。そして、芯にあるのはスターズデザインとしての誇り。だからこそ内装はコーポレートカラーのイエローにこだわりました。キャンバストップは風通しのいい社内(=車内)になるように・・というゲン担ぎ。
スターズデザインの想いが詰まったエッセノーヴァ、街でめちゃくちゃ目立ちます。通行人や対向車のドライバーさんの視線は気になりますが、それがまたクセになりそうで・・(笑)
街で見かけたら手を振ってくださいね!