人柄が伝わるコンテンツ
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
人柄が伝わるコンテンツ
一昨日、「しあわせな関係」というテーマで投稿しましたが、またまた素敵なお客様との出会いがありました。
素敵なお客様、それは本日お越しいただいた新規のお客様のことです。
商談の最中、「なぜ弊社に声をかけたのですか?」と聞いてみたところ、なんと「スターズデザインさんのwebサイトを見て『ここしかない、ここにしよう!』と思いました。まさに運命的な感じです!」とおっしゃっていただいたのです。
このようにストレートに褒められることも珍しく、僕はデレデレしながらもう少し話を聞いてみました。とくに共感していただいたのは「女性的でやさしい雰囲気を大切にしたアートワーク」と「静岡に閉じこもらず、東京でも積極的に活動する僕たちのスタイル」でした。
ここまでしっかり弊社のwebサイトをご覧いただけるなんて…感激もひとしおです。
さらには、弊社が現在進行形でサポートしている某ECサイトの熱狂的なファンだというです。そのECサイトをデザインしたデザイン会社なら間違いないだろう、と。
僕たちのことばかりでなくクライアントのことまで褒めていただき、僕らも一瞬でこのお客様のファンになってしまいました。なんだろう、自分が褒められるより嬉しいかもしれない(笑)
長らく、コーポレートサイトの役割は「サービスの概要を伝えるもの」と考えられてきました。サービスの特徴・機能・価格・利用者の声…。それに加え、情緒的価値を訴求することがマーケティングのセオリーとして浸透し、存在価値から疑われるようなシナリオのコーポレートサイトは減ってきたように思います。
しかし、どれだけエモーショナルな文章や美しい写真を並べて情緒的価値を訴えようとしても、すべては企業側が発信していること。そう簡単にユーザーの心を鷲掴みにすることはできません。今後は「人柄」が伝わるコンテンツがもっとも重要になってくると予測しています。
これからのコーポーレートサイトは、企業の想い、実現したい未来、社会とのつながり、日々の取り組み、あらゆる価値観…。企業のパーソナリティを飾らずストレートに発信していくことが大切です。
そのためには組織内でフィロソフィーを浸透させなければいけないし、完全浸透するまでの間は、社長自らコーポレートサイト運用の責任者であるべきだと思っています。