洋服と本と大衆食堂と焼津のこと
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
洋服と本
朝から野暮用で静岡市へ。
午前中に用事を済ませ、街中のモダンな蕎麦屋で美味しいせいろ蕎麦を食べたあと、セノバ(※商業ビル)に向かって秋物の洋服を数点とデザイン関連の本を1冊購入しました。
洋服と本、どちらもネット通販でいくらでも手に入ります。僕らはECの仕事をしているのでECサイトで購入するほうが仕事のタネにもなると思うのですが、正直なところ、洋服と本はリアル店舗で選びたいのです。
洋服はフィッティングしないと怖くて買えないし(通販で洋服のサイズ感を間違えたときのショックは尋常じゃない)、書籍もまた内容をしっかり見てから買いたいのです。
ちなみにamazonの場合、数ページ分をチラ見できる書籍もありますが、僕が望むのは「チラ見」じゃなくて「パラ見」。読んで字のごとく「パラパラ見ること」です。僕には一流の選書眼が備わっていないので、冒頭の数ページだけを読んで良書かどうか判断することはできません。パラパラでもいいので、本全体を駆け足で確認したいのです。ランダムに10ページ読めるほうがよほどありがたい。
セノバでの買い物を満喫し、気がつけばすっかり日が暮れていました。
大衆食堂
自宅に戻る途中、港町焼津の某大衆食堂で夕食タイム。大好きなお店ですが、観光客で混み合うと地元民が気軽に行けなくなってしまうので店名は伏せておきます。
焼津を訪れる観光客たちは、こぞって焼津さかなセンターでコスパの悪い海鮮丼を食べて、それでも「さすがだねー」と言って満足してくれるのですが、地元の人は観光地価格のものは食べません。どこの観光地でも同じことでしょうね。
僕は「マグロのカマの煮付け定食」、同行した家族は「マグロの頬肉ステーキ定食」をいただきました。
この食堂のメニューは全体的に味付けが濃い『THE 漁師メシ』ですが、これがまた抜群に美味しい。めったに白米のおかわりをしない僕も、この日は2杯食べてしまいました。ふ〜。
焼津のこと
焼津市は僕の実家がある藤枝市の隣りにある港町です。
焼津市内には父方の実家があるため幼い頃からよく訪れていましたが、幼い頃は焼津の町に漂う独特の「魚くささ」が苦手で、また僕は親戚づきあいが苦手だったため、なんとなく焼津という町に対してネガティブな印象を持っていました。
それでも、東京での生活を経てあらためて静岡県に戻ってくると、焼津という町が近くにあって良かったなぁとシミジミ思うのです。
観光客が増えるのは困るけど、焼津に来たからにはこの店で「本当に美味いもの」を食べてもらいたい。そんな矛盾すら感じてしまいます。店名はやっぱり内緒だけど。