本音を書き綴ることへの恐怖
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
またも三連休が始まりました。
家の者が午後から外に出掛けているため、家のなかには僕と猫一匹。
近所の本屋で2冊のエッセイ書を買い、先月入手したばかりのハンモックに揺られながら、それを読む。ノンアルコールビールをちびちびと啜りながら。
これこそハッピーアワーです。
面白さを捨てる
ところでいま読んでいるのは漫画家の浅野いにおさんが書いた『漫画家入門』という日記形式のエッセイです。
何気ない日常を何気なく書いているようで、文体や言葉選びが非常に美しい。いや、美しいというよりも「心地よい」のほうが適切な表現かもしれません。
また、文章の「オチ」いわゆる起承転結の「結」にこだわらない書き方が、著者の日常を日常以上に飾り付けず、日常以下にすることもなく、ストレートに表現されていて素敵だなぁと、読み出して早々に感心しています。
読み進めていくうちに、この日記が「面白さを狙っていない」という著者の思惑があることを知り、ナルホドと思いました。
僕の日記ももう少しシンプルに本音を書き綴ったほうが良いのかもしれません。
ただそれをすれば僕の心の真黒い部分ばかりが顔を出てしまいそうで、企業サイトの正規コンテンツとしてはいかがなものかという問題にぶち当たるのです。
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2019.09.21