2年目の挫折を乗り越えよう
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
スポーツ界などで2年目のジンクスという言葉が使われるように、おそらくどんな業界でも入社2年目になると大きな壁にぶつかるようになります。
スターズデザインの若手デザイナーたちも、まさに今その時を過ごしています。
現実という高い壁
1年目の彼女たちは僕の期待を大きく上回る成長を見せてくれました。乾いたスポンジが水を吸うような吸収力で様々な業務に挑戦し、力をつけてくれました。
しかし、彼女たちが吸収してきたのはデザイン業界の『基礎の基礎』に過ぎません。それだけで一人前の仕事ができるほど甘い世界ではありません。
2年目も折り返し地点を迎え、手取り足取り教えてくれた先輩から離れ、いざひとりで仕事を完結させようと思っても、まったく通用しないという現実を突きつけられるのです。
自信を失い、将来への不安に押し潰されそうになっていく彼女たちを、僕ら年長者はどう支えればよいのでしょうか。
手を差しのべるのは簡単です。でも、それは成長を阻害しかねません。
僕も多くの先輩方にお世話になってきましたが、優しくされてきた時間よりも、一人でもがき苦しんだ時間のほうが自分の成長に繋がっていると確信しています。
僕らはどう支えるべきか
彼女たちが高く険しい山を登っているのであれば、僕らが出来るのは山頂から大きな声で彼女たちを呼んであげること。
どれだけ苦しくても、自分の弱さに打ち勝って前に進めば山頂に辿りつけることを証明してあげること。
下から押してあげることも、上から引っ張ってあげることも、本当の優しさではないと思っています。
山の厳しさに怯むことも
涙をこぼすこともあるででょう。
僕自身いろいろな葛藤がありますが、これかも大きな声で呼び続けます。