第二期の振り返りと、第三期のゆるやかな決意
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
今日は決算月の最終営業日。
スターズデザインの第二期も、今日で実質終わりということです。
決算処理はこれからですが、前期よりも増収という結果で着地になっているはずです。まずは従業員、クライアントの皆様にお礼を申し上げたいと思います。それから、いつもお世話になっている顧問の先生方、従業員の家族、オフィスビルのオーナーをはじめとした地域の皆様にもお礼を申し上げます。
第二期、それは忍耐の1年
個人的には、まだまだ満足していません。
増収したといえ、年商を営業所人数で割れば生産性の低さを痛感します。今期の80%は人材育成に費やしたといっても過言ではなく、本来の稼ぎ頭であるはずの八木のリソースを十分にクライアントワークに向けることができなかったことが原因です。
前年に新入社員を2名採用しましたが、彼女たちが育ち、利益という形で会社に貢献してくれるようになったのは、つい最近のことです。この1年間は人材という「種」を蒔き、水をやりつづける。そんな忍耐の1年間でした。
しかし、おかげさまで彼女たちも少しずつ社会人らしくなり、いまではそれぞれが大手企業のデザインを担当するほどに成長しています。まだ一人前と認めるわけにはいきませんが、7月からあらたに始まる第3期は、彼女たちにとっても会社にとっても『飛躍の年』になるような気がします。
第二期、それはブランディング元年
ところで、第二期はスターズデザインにとって「ブランディング元年」だったと胸を張ることができます。
個人事業時代からひたすらにwebデザインに携わってきましたが、次第に「webの何でも屋」になっていく自分たちの姿に、僕はずっと違和感を感じていました。
僕たちは「デザインの力」を愚直に信じていて、デザイナーとは誇り高い職業だという価値観をもっていますが、次第に自分たちのスキルや経験を安売りするようになっていたのです。『デザイン』で世の中を変えていきたいのに、『ホームページ屋』というカテゴリに括らがちなことも、働きがいの低下につながっていました。
「これはマズイ」ということで、僕はブランディングを本気で学びました。
公的資格「ブランド・マネージャー1級」取得への挑戦は、金銭的にも体力的にも精神的にも非常に厳しいものでしたが、このままではダメだという強い危機感があったからこそ、頑張ることができたのだと思います。
そして、第二期の終盤になるとアートディレクター八木が、僕を追いかけるようにブランド・マネージャー1級資格の取得へのチャレンジを開始しました。合計四日間にわたる集中講義を終え、現在、最終課題に取り組んでいるところです。学んできたことをしっかりアウトプットすることができれば、まちがいなく吉報が届くことでしょう。
どうなる第三期
7月1日から始まる第三期。売上・利益といった指標における目標はもちろんありますが、社員全員がブランドマネージャーの公的資格を取得することが第三期の大きな目標になります。
もっといい仕事をするためには、採用のことも考えなければいけません。優秀なデザイナー、ディレクター、エンジニア、カメラマン、ライター・・プロフェッショナルと呼ばれる人たちとの繋がりも強化していかなければいけません。やるべきことは山積みです。
「この素敵なECサイト、どこが仕掛けたの? カヤック? チームラボ? それともスターズデザイン?」といわれるような会社にしたい。その土台づくりの第三期にしたいです。
大きいこと言いましたが、なんだか、そんなに距離感は遠くないような気がします。