自分の消費行動を明文化してみよう
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
とくに予定のない土曜日ということで、朝からとなり町の星乃珈琲で、ゆったりとした朝食の時間を過ごすことができました。
ちょっと豪華なモーニング(ホリデーモーニングだったかな?)を食べたあとは、アイス珈琲をお供に読書タイム。昨日書店で購入した本「ホホホ座の反省文」を読み始めました。
僕はマーケティングに関わる人間なので、「なぜこの本を手に取ったのか?」を自分への備忘録がてらに話したいと思います(マーケ脳を鍛えたい皆さん、自分の消費行動を明文化する習慣をつけることをオススメします!)。
なぜこの本を手に取ったのか?
昨日のブログ記事でも書いたように、昨日は東海エリアの某県(赤福が有名な・・)への日帰り出張がありました。商談を終えた僕は、比較的、高速道路が空いていたこともあって、比較的はやく掛川まで戻ってきたのでした。
それでも金曜日の夕方ということもあり、エネルギーがガス欠気味だった僕は、事務所にまっすぐ戻って仕事の続きを…という気分にはなりませんでした。こういう時の僕は、現実逃避するかのごとく書店に向かうのが定番行動です。
書店では、デザイン専門書、カルチャー雑誌、ライフスタイル雑誌の新刊を必ずチェックしています。しばらく本と戯れたのちに、仕事の資料になりそうな雑誌を一冊(従業員へのアリバイをつくるがごとく)手に取り、レジに向かいました。
その動線上に、この「ホホホ座の反省文」は置かれていました。
僕の視界にうっすら入り込む「ホホホ座」という謎の言葉。「ん?」という一瞬の違和感が僕の足を止めます。この違和感を生み出せたことが編集者の妙であり、あらためて考えるとマーケティングの勝利だと思います。
そして僕は、その本に巻かれた「帯」に書かれた紹介コメントを読みます。そこにはこう書かれていました。
「ていねいな暮らし」
「セレクトショップ」
「夢を持とう!」・・・
そういうものに疲れてしまったすべての人へ。
この紹介文に、頭がガツン!とやられました。
なぜなら、僕らが目指している『共感を呼ぶECサイト制作』で伝えようとしている価値観・世界観こそ、「ていねいな暮らし」であり、「セレクトショップ的な雰囲気」であり、「夢のあるお店」だからです。なんと強烈なカウンターでしょうか。中身が気になって仕方ありません。
もはや立ち読みは必要ないほど、僕の心の中では(おそらくこの本を買うだろう)という反応を起こしています。それでも念のために書籍を手に取り、パラパラとめくって購入を決めたのです。
念のためにチェックしたのは「自分にとって読みやすいタッチかどうか」。タッチが致命的に合わず、内容がまったく頭に入ってこない作家さんが稀にいるのです(僕にとって古市憲寿さんの著書がそれでした)
こうして、僕は従業員たちへのアリバイ目的に選んだ雑誌と、この「ホホホ座の反省文」の2点をレジへと運んだのです。
ホホホ座の反省文
まだ読書中なので気の利いた感想を書くことはできませんが、興味ある人は、こちらから是非お買い求めください。