BLUE GIANT、一気読みしました
こんばんは、岡田です。
前からずっと読みたいと思っていた漫画『BLUE GIANT』を入手して、一晩で10冊を一気読みしました。
見事に、ハマりました…。
タイトルのBlues Giantとは、あまりに高温なため赤を通り越し、青く光る巨星のこと。
ふとしたことからジャズの世界に魅力され、世界一のサックスプレイヤーを目指す、明るく純粋で真っ直ぐな心をもった青年が主人公の青春群像劇です。
しかし、主人公を中心とした青春群像劇でありながら、読み手が感情移入する先は主人公のダイというよりも、彼の成長を見守るひとりのバイプレイヤーの目線になれることが特徴だと思います。
同じく音楽をテーマにした漫画で、ハロルド作石先生の作品『BECK』を読んだときにも感じましたが、若い頃特有の爆発的なエネルギーを、自分の手のひらだけでは収まりきらず、向こう見ずに何かにぶつけていくようなストーリーには、グイグイ引き込まれてしまいます。
実際に、『BLUE GIANT』で主人公のダイがライブハウス「ソーブルー」のステージに立つ展開と、『BECK』で主人公コユキが「グレイトフルサウンド」のステージに立つ展開は、プロセスに違いはあるものの、共通点が多いような気がします。
どちらも、漫画の向こう側から楽器の音が聴こえてるような、そしてオーディエンスの熱狂がまるで目の前で起きているかのような感覚を覚えました。
さて、『BLUE GIANT』は、私が読んだ10巻でひとまず第1章が幕を閉じました。続編『BLUE GIANT SUPREME』も出ているのですが、それはまた来週末のお楽しみにしておきましょう。
それでは、また。
本日の写真:レコードジャケットみたいなタイトル頁
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2017.07.30