修了制作審査会と考える力
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
修了制作審査会への参加
二日連続の専門学校ネタになりますが、今日は浜松の専門学校ルネサンス・デザインアカデミーさんの2年次修了制作の審査会に、ゲスト審査員として参加してきました。
ルネサンス・デザインアカデミーは3年制のデザイン専門学校ですが、今回僕らが審査したのはイラスト・広告・写真・webを学んでいる2年生の制作物です。
審査に参加したのは僕と八木と西森の3名。八木と西森からすれば母校の後輩の作品を審査するわけです。偉くなったなぁ(笑)
審査の結果次第で最終学年に進級できるか決まるいうことで、ゲストといえど責任重大です。
(ちなみに、審査員は基本的に非常勤講師などの学校関係者で構成され、僕らは唯一の「部外者」でした)
考える力
学校のことなので個々の作品についてここで詳しくお伝えはできませんが、最近の学生はみんなアートワークが上手だと感じました。みんな小綺麗に作ります。
でも、それだけで満足してしまっている学生もチラホラ。「これってデザインじゃなくて単なる美術・工作だよなぁ」と感じる作品があったことも否めません。
Adobe Creative Cloudや商用フォントのサブスク化が進み、さらに簡単便利なモバイルアプリが続々登場しているいま、プロとアマチュアの距離はどんどん縮まっています。
そんな世の中で、彼らが将来デザインで食べていくためには『考える力』をもっと伸ばしていくことが重要です。
クライアントは誰なのか?
ユーザーは誰なのか?
どんな課題があるのか?
どうすれば解決できるのか?
デザインの原点に立ち返り、ツールやアプリよりも自分の脳をフル回転する。
そんな最終学年を過ごしてもらいたいですね。