多くのweb制作会社がブランディングを苦手とする理由
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
ECサイト制作が得意だというweb制作会社はたくさん存在しますが、僕らのようにブランディングまで考え抜いた提案できる制作会社はそう多くないようです。
ブランディングという言葉は、『令和時代の超重要キーワード』と言えるほど、時代が注目するキーワード。『Eコマース(EC)』もまた然り。
超重要キーボードを掛けあわせれば、強力なサービスが成立しそうなものですが、なぜweb制作会社はブランディングを武器にしないのでしょうか。
勝手な推測ですが、ブランディングはECサイト上のクリエイティブだけで完結するものではない、ということが要因にありそうです。
あらゆる顧客接点をデザインする
ECサイトのブランディングといえど、顧客の心の中にあるイメージをコントロールしていくためには、webデザインだけでなくカタログ、チラシ、動画、SNSアカウントなど、すべての顧客接点を最適化していく必要があります。
HTMLとCSS、画像加工しかスキルを持たないweb制作会社にとって、あらゆる顧客接点をデザインするには学習コストが高すぎます。
それこそが、web制作会社がブランディングに本腰入れない(本腰入れることができない)一因だと思います。
スターズデザインのスキルセット
ところで僕らといえば、起業した当初は一般的なweb制作会社と同じスキルセットしか持っていませんでした。HTMLとCSS、画像加工、ほんの少しのプログラミング。
しかし、起業から数年間の「雑食生活」が効を奏し、僕らはいつの間にかDTP、コピーライティング、ストーリーテリングといった技術を身につけていました。
例えば今日の業務でも、デザイナーの栗田が紙媒体のデザインを、デザイナー西森が動画編集をそれぞれ担当し、なかなか良い仕事をしてくれています(これらはもちろんECサイトのブランディングを成功に導くための仕事です)。
他社ができないことを続けていく。そこに価値が生まれると信じて。