アパレルECとの仕事は、楽しいようで難しい
この記事を書いた人
1976年 静岡県生まれ。CEO、ブランドマネージャー、ディレクター、コピーライター、日曜エンジニアと5足のわらじで活動中。一般社団法人ブランドマネージャー認定協会『ブランドマネージャー1級資格』保有者。
先週末に撮影した案件の写真データが、クライアントから届きました。
どの写真を見ても子どもたちがかわいすぎて、webページの素材用に数枚だけピックアップするのがとても困難なことのように感じてきました。
写真のレタッチを担当しているデザイナーも、色鮮やかな衣装に身を纏った子どもたちのあまりの愛らしさに「全部こんな仕事だったらいいのに…」とまでボヤくほどです。
その気持ち、わかります(笑)
アパレルの仕事は楽しいけれど
基本的に、アパレルとの仕事は楽しいです。デザイン性、センスの良さが求められる業界なので、僕らがもっている強みを最大限に活かせます。
ファッションへの興味関心が強く、人物モデルの肌や体形補正も得意分野な僕らにとって、アパレルECサイトの仕事は、非常にエキサイティングなお話だと言えます。
一方、アパレルECのデザインで辛いところ、やりきれないところは「製品ライフサイクルの短さ」です。
どれだけECサイトのデザインを作り込んでも、その製品(衣類)を販売できるのは、例外をのぞいて1シーズン。アッという間にページは役目を終えます。
ファスト化がすすむ現在のアパレルにおいて、ECサイトのページは消耗品。商品ページひとつひとつのデザインに力を入れるよりも、製造から陳列までのリードタイムを削減することが優先されがちです。
要するにフットワークがアパレルEC成功のKSFなので、デザインを内製化するショップが多いのです。
外注化するにしても、商品回りはがっちりテンプレート化されているため、僕らのように1ページずつじっくり作り込んでいくようなスタイルだと、費用対効果が合わなくなるのでしょう。
なかなか難しい問題ですね。