社員同士の相互理解を深めるために必要なこと

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早いもので、もう6月です。7月を期首とするスターズデザインにとって、この6月は「決算月」になります。第2期もラスト1ヶ月、全力で駆け抜けたいと思います。

さて、月曜日ということで今朝は朝礼からスタートしました。スターズデザインの朝礼は、先日のエントリー(スターズデザイン的、朝礼のススメ)にも書いた通り、『Good and New(楽しかったこと、新しい発見)』の発表から始まります。

Good and New とは?

Good and Newとはアメリカの教育学者ピーター・クライン氏により開発された組織の活性化方法です。 ランダムに5〜6人の輪を作り、輪に対して1つのボールを用意します。 ボールを持った人は、24時間以内に起きた「楽しかったこと」「新しい発見」について、発表を行います。 発表時間は30秒から1分程度。

引用元:アカツキメンバーが毎日5分間行う習慣"Good and New"と主な効果3つ | Akatsuki TERRACE

通常のGood and Newでは「24時間以内に起きたこと」を発表するのですが、僕たちは「先週起きたこと」を発表するようにしています。その理由ですが、月曜日の朝礼で話すGood and Newに24時間ルールを適用してしまうと、日曜日に起きた出来事、つまりプライベートな出来事しか発表できなくなってしまうのです。

Good and Newはスタッフ間の相互理解が最大の目的なので、ひとりひとりの価値観さえ見えてくれば成功なのですが、僕の立場からすると「スタッフはどんな仕事に喜びを感じるか?」「どんなことに達成感を感じるのか」が興味あるところです。

僕たちがGood and Newを発表するのは月曜日の朝礼の場だけなので、業務上の価値観も聞き出すために「先週の良かったこと、新しい発見」というアレンジを加えているのです。

Face to Faceのコミュニケーション “も” 楽しもう

デザインの仕事というのは、世間一般からは「華々しい仕事」という印象を持たれがちですが、実際にはパソコンと向き合っての孤独な作業がほとんどです。作業に没頭しはじめると社員間のコミュニケーションは不足しがち。だからこそ、パソコンに触れていない時間だけでもコミュニケーションを積極的にとってもらい、お互いの価値観を認識して『仲間の絆』を深めてもらいたいと思っています。

以前であれば「飲み会(飲みニケーション)」という手法もありましたが、スターズデザインの場合、少人数すぎてすぐにマンネリ化しますし、そもそも飲み会でウェーイと盛り上がるタイプもいないので、企画する側も、参加する側も、精神的に結構負担だったりします(笑)。

それでは一体どうするか? 僕たちは業務時間内でコミュニケーションを増やす方法を模索しています。そのひとつの手法が、上に挙げたGood and Newです。

いまの若い世代は、SNS上での匿名性に守られたコミュニケーションは得意なのですが、リアルなコミュニケーションに苦手意識を感じがちです。どこの会社を訪問しても、経営者や管理職の方々からは同じような悩みを耳にします。僕も経営者としてこの問題は真剣に取り組まないといけません。

SNSでのコミュニケーションを否定するつもりは毛頭ありませんし、一定の理解は持っているつもりですが、社会というのは多様性の上に成り立ちます。Face to Faceのコミュニケーションも得意になるように、できるかぎりの機会を作ってあげたいですね。

2019.06.03

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