画像検索のSEOはECサイトのマスト施策だと思います
こんばんは、岡田です。
昨日のこと、デザイナーYさんが「SEOに強い画像のaltの付け方って知ってます?」という質問をぶつけてきました。
話を聞けば、クライアントとの打ち合わせが翌日にあり、SEOに強いサイト運用の話題が出るはずなので知識をつけておきたいということでした。
SEOの方法をおさらいする
YさんのSEOの理解度としては、以下の内容を把握しているレベルです。
- とにかく情報の質を高めること
- 正しい文書構造(HTML)で記述すること
- 平易で一般的な言葉づかいを心がけること
- titleには重要なキーワードをなるべく前方に含めること
- titleとmeta descriptionはページのテーマに忠実につけること
- 取り扱うテーマはページ内で首尾一貫すること
- 内部リンク施策を怠らないこと
- 1ページ内の外部リンク数は適度にとどめること
- 権威あるサイトからリンクされるコンテンツを目指すこと
- 様々なサイトで取り上げられるコンテンツを目指すこと
- 検索キーワードの揺らぎを想定しておくこと
- 情報ソースとして相応しい文章量にすること
- 公開した記事は改版を怠らず、情報を最新に保つこと
- google search consoleからxmlサイトマップを送信しておくこと
- fetch as googleなどを用いてインデックス登録を促進すること
- 小手先のSEOテクニックに溺れないこと
…身内が言うのも恐縮ですが、なかなかしっかりした知識をもっていますね。
しかし、Yさんは「最近、画像検索からwebサイトに行くことが増えてるので、検索のSEOをしっかりした方がいいですよね」と言うのです。これは女性ならではの感覚かもしれません。私も(なるほど…)と思いました。とくにECの分野では画像検索はニーズが高いはずです。
画像検索対策はaltから見直す
そこで、冒頭の質問です。
SEOに強い画像のaltの付け方って知ってます?
もちろん画像のalt値だけでランキングが動くことはないのですが、altは画像の意味を伝える重要な要素なので、正しい知識を持っておいたほうが良いでしょう。
その画像は、何の画像?
シロクマの形をした貯金箱があるとします。検索エンジンに、これを『貯金箱』だと伝えたい場合は、「貯金箱」が適切なalt値になります。
逆に、これを『シロクマ』だと伝えたい場合は、「シロクマ」が適切なalt値になります。
この貯金箱の形状までしっかりと伝えることが重要なのであれば、alt値は「シロクマの形の貯金箱」と記載することが道理な話です。ただし、その場合は『シロクマ』や『貯金箱』という各ビッグキーワードとの一致度は下がります。
Googleのビジネスモデルから正解を考える
さて、SEO観点の結論としては、検索順位をコントロールすることよりも、文脈と画像の内容からもっとも相応しいタイトルをつけるべきだと私は考えます。
通信環境の問題や、ブラウザの設定で画像が表示されない場合、ユーザーはalt値で画像の中身を識別します。
必要以上のディテールまでalt値に含めてもユーザビリティが下がりますし、画像とalt値がまったく一致しないなど、ユーザーには不利益しかありません。
ユーザーに不利益があると、googleの信頼は落ち、媒体価値が下がります。googleがそれを許すことはありえません。googleはいつだって検索ユーザーの味方です。ユーザーの体験価値を向上させて、媒体価値を高めて、生活インフラになることがgoogleのビジネスモデルだからです。
ページ内のあらゆる画像に不自然なキーワードを詰め込んでいるサイトをたまに見かけますが、それは10年前に滅んだ悪しきSEOテクニックです。今すぐ見直すことをおすすめします。
それでは、また。
今日の写真:シロクマの形の貯金箱
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2017.07.19